フケ
フケとは、老化して剥がれ落ちた頭皮の角質層に、脂やほこり、汗などが混ざったもので、乾性と脂性の2つのタイプに分けることができます。
乾性のフケは、皮脂の分泌が少なく、サラサラした感じのフケです。
これは皮膚がカサつく体質の人に多いものです。
脂性のフケは、逆に皮脂の分泌が多く、ねっとりとした感じのフケです。
これはいわゆる脂性の人にみられます。
フケが異常に多い場合には、フケとりシャンプーで洗髪します。
乾性のフケはオイリータイプ、脂性のフケには清浄力の強いシャンプーがむきます。
フケの予防対策には頭皮が常に清潔で、適度に潤いをもたせることが大切です。
かぶれるときは、やさしい効果の植物性シャンプーを試すと良いでしょう。
脂性タイプの人で、髪の生え際にべったりフケがこびりつき、根元の皮膚が赤くなっている場合は、脂漏性皮膚炎の疑いもありますので一度皮膚科の診断を受けることをおすすめします。
フケの予防対策に効果的な食べ物
桃の葉の煎じ汁:脂性のふけ改善に!
桃の葉は、特に脂性で頭皮にこびりつくようなねっとりとしたフケが出る人に効果があります。
桃の葉の煎じ汁をリンスのように使用します。
桃の葉30枚を600mlの水で半量になるまで弱火で煎じ、カスをこして、冷まします。
シャンプーで洗髪した後、これを地肌にすりこむようにつけて、20~30分後に、きれいに洗い流します。
1週間に1回程度使うと良いでしょう。
桃の葉は、生のものでも乾燥させたものでもかまいません。
菊の葉 :シャンプーでふけの悩みを解消!
菊に含まれている薬効成分は、主に頭部の不快な症状に改善に使用されています。
頭痛、めまい、耳鳴りにも効果がありますが、その他、フケを止める働きがあります。
使用する菊は食用菊と呼ばれる品種が良く、葉だけを摘み取って煎じ、この汁で直接洗髪します。
いわば菊の葉シャンプーというわけです。
フケの悩みも一気に解消します。
【菊の葉シャンプーの作り方】
- 材料:菊の葉30~40枚、水1.8ℓ
- 鍋に水で洗った菊の葉と水を入れ煮る。沸騰したら弱火にして煎じる。
- 煎じ汁が緑色になったら火を止め、冷ます。
- 煎じ汁を髪につけ、地肌をマッサージしながら洗う。
残った汁は熱湯消毒した容器に入れて保存する。
アロエ汁:かゆみを伴うふけ対策に!
アロエは、火傷や切り傷によく使用されていますが、フケに伴うかゆみを止める効果もあります。
アロエの葉を5cmくらいに切り取り、縦に切り裂くとネバネバした粘液のある葉肉が現われます。
これを頭皮にこするようにつけ、10分くらいたったら洗い流します。
驚くほどかゆみが止まります。
1週間に1度くらいのペースで使用すると良いでしょう。
センブリの煎じ汁:ふけどめとハゲ予防に!
センブリには健胃薬のほか、フケ止め、脱毛防止、ハゲの予防にも効果的です。
それは、センブリの成分に末梢神経を拡張させ、皮膚の血行を良くする作用があるからです。
フケにはセンブリの煎じ汁をヘアトニックのように使用します。
センブリ10gをコップ1杯の水で半量になるまで煎じ、この汁を冷ましてから、軽くマッサージをするように頭皮にすり込みます。
毎日朝晩続けると効果的です。
桑の枝焼き:昔から使われているふけどめ
強壮・補血作用があり、低血圧症や不眠に効果のある桑は、昔からふけとりや抜け毛予防にも用いられてきました。
フケには桑の枝を焼いたものを使用します。
桑の枝を焼いて灰にし、これに倍量の熱湯を注いで、よくかき混ぜたら、そのままおいて冷まします。
冷めたら、上澄みを静かにすくい、布でこします。
この液を洗髪したあと頭の地肌によくすり込むようにつけ、30分後に洗い流すと、フケの予防に効果があります。
フケの関連ページ /通販情報
【フケ予防ナチュラルシャンプー】