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ハイビスカス
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温暖な気候でよく育つハイビスカス。
原産地は東インドや中国とされています。
日本には江戸時代初期に中国から渡来しました。
種類は豊富で、ハワイなどにある原種との交配などで、今では3000種に及びます。
使用部位は花びらではなく、花びらの根元のがくです。
ハーブティーで使われる食用のハイビスカスは「ローゼル」という品種です。
ハイビスカスティーは、ハイビスカスの成分にある抗酸化作用のクエン酸や、ビタミンCがたっぷりです。
クエン酸はレモンなどにも含まれる疲労の早期回復によい成分で、スポーツ愛好家の中でもサプリとしてよく飲まれています。
薬膳としての効能は、ハイビスカスの酸味が唾液の分泌をよくし、発汗を抑えます。
また、体の熱を冷まして、気持ちを落ち着かせます。
帰経に大腸があり、便秘や下痢など大腸の不調の改善に良いでしょう。
ハイビスカスには、ジャム作りなどで果物を煮込むとゲル化することで知られるペクチンも含まれています。
ペクチンは、私たちの体では消化できないことから食物繊維となり、腸の調子を整えます。
水200~300mlに対して、5~10gを煎じてハーブティーとして用います。
民間薬として、おできの改善に効果があるとされ、外用薬も作られてきました。
乾燥させた葉や花を粉末状にし、45度以上の酒(ホワイトリカーなど)に3ヶ月から半年間寝かせます。
その後に濾して、患部に湿布します。
ハイビスカスの抗酸化作用+ビタミンC補強で女性に嬉しいハーブティーです。
似た効能のあるローズヒップとの相性が良好です。
酸味が苦手な場合は、栄養の吸収が早いハチミツを入れることで、ローズヒップやハイビスカスのクエン酸との相乗効果で疲労回復にもつながります。
ハーブティーのルビー色はアントシアニン色素によるものです。