ノビル
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ノビルは原野、道端、畑のへり、田のあぜ道、土手など、身近な場所に自生する多年生草本です。
昔はニンニクやネギのことをヒルと呼んでおり、野に自生するヒルの意から「ノ(野)ビル」と呼ばれるようになりました。
葉は細長い筒状の根生し、地下に白色の鱗茎を生じます。
全体にニラに似た臭気があり、初夏に淡紫色の花を開きます。
薬用には、花の咲かない春から初夏にかけて鱗茎を採取し、生食や黒焼などとして用います。
また、秋田地方では、残雪に生える新葉を摘み取り、名物のしょっつる鍋に入れて食べたりします。
健胃、整腸、食欲不振などには、生で食べるか、黒焼きの粉末にして服用する。
鱗茎の汚れた外皮とひげ根を取り除いて、よく洗います。
生のままみそをつけて食べるか、葉を付けたまま全体を軽く茹でてお浸しにしたり、和え物にします。
酢味噌和え、からし和え、マヨネーズ和えがよく合います。
生の鱗茎を天ぷら、油炒めにすると良いでしょう。
3~5%の食塩水に、鱗茎を1日間漬けて食べます。
さらにそれを酢漬けにしても美味しくいただけます。
また、しょうゆ漬けも保存が効きおススメです。
ノビルの醤油漬けは、春の訪れを感じさせる美味しい保存食です。
ノビルは野蒜とも呼ばれ、その独特の風味が醤油漬けにすることで一層引き立ちます。