鳥足升麻(トリアシショウマ) 生薬名:赤升麻・紅升麻

  • 薬効:解熱作用、風邪・頭痛の改善、痔・脱肛の改善
  • ユキノシタ科チダケサシ属 多年草
  • 分布:本州の主に中部以北から北海道
  • 生育場所:山地
  • 採取時期:3~4月

トリアシショウマの花

トリアシショウマとは

トリアシショウマとは、ユキノシタ科の多年草で風邪・頭痛に効果があるとされる薬草(生薬名:赤升麻・紅升麻)で、山菜としても食べられています。

芽立ちの頃の葉は、閉じて下向きなので、鳥の足先のように見えて、草全体は「サラシナショウマ」に似ているので、この名がつきました。

庭によく見かける「ユキノシタ」と同じユキノシタ科で、成葉の形はセリに似ています。
7~8月頃に花茎の先に円錐状に白い小花を多数付けます。

若芽の頃は柔らかくて美味しいので、東北で人気のある山菜の一つです。
東北では山菜として店頭で見かけることもあります。

トリアシショウマの栄養成分


トリアシショウマの料理レシピ

桜海老とトリアシショウマのかき揚げ

【材料】

  • トリアシショウマ若芽
  • 桜海老(桜海老の割合は色どりを見て決める)
  • うす衣:薄力粉24g、卵黄1個、水360㏄

簡単レシピ

  1. トリアシショウマ、桜海老共に水洗いし、水気をとっておく。
  2. トリアシショウマと桜海老をビニール袋に入れ、小麦粉を少量入れ、全体に行きわたるよう空気を入れ、風船のように膨らませ、口を止め振る。
  3. 2に、うす衣を混ぜ、160℃の油で揚げる。


生薬赤升麻・紅升麻の効能と使い方

採取時期と成分

春から夏に根茎をとり、水洗いして乾燥させる。
成分としては、フラボノール配糖体のベルゲニンなどを含みます。

薬効と用い方

風邪・頭痛に1日量10~15g水400㏄から1/3量に煎じ、3回に分けて服用する。

トリアシショウマの動画

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