健康に良い免疫力を高める食べ物  キャベツ

数種のビタミン群が骨や内臓を健康に保つ

  • 薬効:十二指腸潰瘍 胸やけ 二日酔い 便秘 高血圧予防、貧血 やけど 痛風 美肌 がん予防

アブラナ科のキャベツは、甘藍(カンラン)、玉菜(タマナ)とも呼ばれ、原産はヨーロッパの地中海沿岸および大西洋沿岸地帯の野菜です。

キャベツは、ケルト人よって数千年前から栽培が行われていたという、古い歴史を持つ野菜です。

日本に入ってきたのは約800年ほど前ですが、当時のキャベツは現在のものと違って、観賞用の葉ボタンのことをいいました。

結球性のキャベツが入ってきたのは江戸時代の末期ころで、明治になってから本格的に導入されるようになりました。

キャベツは多くの西洋野菜の中でも、最も日本の風土になじみ、日本の家庭料理に溶け込んだ野菜といって良いでしょう。

キャベツ

キャベツは収穫の時期で区別されています。
早春から初夏にかけて収穫される柔らかい春キャベツ、冷涼地で栽培され球がよく締まり葉の柔らかな夏・秋キャベツ、寒玉と呼ばれる冬キャベツは葉がしっかりとしているのが特徴で、外側の葉が鮮やかな緑で中の葉は白い締まりの良い品種です。

キャベツの注目栄養成分

キャベツの主な栄養成分(可食部100gあたり)

キャベツの千切り


キャベツの栄養効能効果

キャベツの栄養面で見てみると、ビタミンCが100g中44mgときわだって豊富です。
ただし、この値は平均値で、部位によって差があります。
緑色の濃い外側の葉が一番多くのビタミンCを含んでいて、次は芯の周辺部分です。

ビタミンCは、肝臓の解毒作用を助け、疲れた肝機能を助けます。
さらに、皮膚や骨などの組織を作るコラーゲンの強化には欠かせません。

キャベツのビタミンCの含有量、淡色野菜の中ではトップクラスですが、水に溶け出しやすい性質があるので、切った後、水にさらすのは控えましょう。

また体の成長に不可欠で、血液の酸性化を防ぐ、リジン、トリプトファンを含んでいます。
胃腸障害に効果ありと言われるビタミンUも含まれています。

キャベツは食べる機会も多く、量もたくさん取ることができる野菜なので、幅広い栄養素の供給源として日常的に食べるように心がけると良いでしょう。

キャベツの栄養素含有量は種類によって大きく異なりますが、中でも芽キャベツの栄養価は特筆すべき量です。

芽キャベツ

キャベツの特長ビタミンU

また、キャベツから発見されたビタミンUという珍しい成分を含んでいるのも特徴の一つです。

このビタミンUは、キャベジンといわれる成分で、胃腸薬の名前に使われるほど、潰瘍の治癒に非常に効果が高いといわれています。
ビタミンUを効果的に取るには、生食がよく、青汁が適しています。

その他ビタミンK、カロチン、カルシウムなどが含まれています。
野菜のカルシウムは、ふつう吸収されにくいのですが、キャベツの場合例外です。

キャベツを選ぶときのポイントは、重量感があり、外側の葉が緑色をしていて、光沢のあるものを選びます。
また、切り口が大きすぎないもの、切り口が割れていないものを選びます。

キャベツ青汁の効能

キャベツは、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の薬として知られています。
これは、抗潰瘍性ビタミンであるビタミンUが、胃や十二指腸のただれた粘膜を修復し保護してくれます。

また、キャベツにはビタミンKという、血液凝固作用のある成分を含んでいるので、傷口を早くふさぐのに役立つでしょう。

胃や十二指腸の潰瘍は、いったん治っても再発率の非常に高い病気ですから、日常の食習慣に気を配る必要があります。

毎日1食、メニューにキャベツを取り入れれば、胃や十二指腸の粘膜を丈夫にし、潰瘍を防止してくれます。

しかし、長時間煮込んだりすると、せっかくのビタミンが壊れる心配がありますので、なるべく生か、単純な料理のものを多めに摂るように心がけましょう。

なお、潰瘍を患っている方は、毎日キャベツをしぼった青汁を飲むと効果的です。

胸やけ、ゲップ、胃のもたれ、むかつきなどの症状にも、キャベツの青汁は効果があります。二日酔いのむかつきにも最適です。

キャベツの抗がん作用

キャベツのファイトケミカルでガンの予防に関係している成分は、イオウ化合物の一つであるイソチオシアネートという成分です。

イソチオシアネートは、強い抗酸化作用を持っており、発ガン物質が活性化するのを防止し、また発ガン物質を無害化する働きによって、発ガンを抑制すると考えられています。
イソチオシアネートは、生のまません切りやジュースに加えると効率よく取ることができます。

なお、イソチオシアネートは、キャベツのほかにブロッコリーや大根などのアブラナ科の野菜やわさびにも多く含まれています。

キャベツを煮た料理では煮汁に有効成分が溶けだしているので汁も一緒に摂るよう工夫しましょう。



キャベツの選び方・保存方法

茎の切り口が瑞々しくて変色がなく、割れていないもの。
葉はハリがあり、しっかりと巻かれているもの。
カットしたものは、実が引き締まって、芯の高さが2/3以下の状態を選ぶ。
同じ大きさなら、重いものを選ぶ。

保存する際は、包丁で芯をくり抜き、くり抜いた穴に濡らしたペーパータオルを詰める。
これを新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、口を軽く閉じて冷蔵室で保存する(保存期間は2週間)。

キャベツの食べ方

アクが少ないので生食に向きます。
ビタミンCや抗潰瘍成分は、熱に弱く水に溶けやすいので、生のまま食べるのが一番効果的です。

せん切りにして氷水にサッとくぐらせるコールスローも、手早くすればそれほど気にする必要はないでしょう。
しかし、水につけっ放しにすると、5分後にはビタミンCで2割も減ってしまうので注意しましょう。

せん切りは繊維に沿って切ると見た目がきれいに仕上がり、付け合せに向きます。
逆に繊維に直角に切ると口当りがやわらかく、サラダに向きます。

春先の葉のやわらかい新キャベツは生食向きです。
冬のしっかりまいたものは、ロールキャベツやポトフ、ボルシチなど煮込み料理に向いています。
煮込んだスープも飲むようにすると、溶け出た有効栄養成分も無駄なくとれます。

キャベツを買うときは1個丸買いがおすすめです。
外側から必要な分だけはがして使っていったほうが長持ちします。

キャベツの栄養素を引き出す調理法

ビタミンCの吸収は生食が一番、摂取量を増やすなら、サッと蒸す

キャベツはビタミンCビタミンKカルシウムが主な栄養素です。
ビタミンCは粘膜や血管、骨の健康を維持するコラーゲンの生成を助けます。

加熱すればたくさんの量を食べられますが、ビタミンCは熱に弱いため、摂取量は低下してしまいます。
加熱する場合はサッと蒸す程度にとどめると良いでしょう。

ビタミンKは脂溶性なので、マリネにするのもおススメです。
生食の場合は、油分のあるドレッシングがベストパートナーです。

キャベツの健康美容効果倍増の食べ合わせ

キャベツ+パルメザンチーズ

キャベツのビタミンKとチーズのカルシウムは骨の形成に働き、骨粗しょう症予防に有効です。

また、ビタミンCとチーズのタンパク質は肌作りに貢献し、美肌効果が期待できます。

  • おススメレシピ:カリカリベーコンと卵とキャベツのシーザーサンド

キャベツ+豚ヒレ肉

キャベツのビタミンC、豚肉のタンパク質ビタミンB1は免疫力を高め、風邪予防の効果が期待できます。

また、ビタミンCは豚肉の鉄の吸収を助け、貧血を防ぎます。

  • おススメレシピ:キャベツと豚肉のバター醬油蒸し

キャベツ+カレー粉

キャベツとカレー粉の組み合わせで食欲増進。

  • おススメレシピ:カレー風味のコールスロー

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