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キャットニップ
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キャットニップは、cat(ネコ)nip(かむ)という名のとおり、猫が大好きな植物で、猫にとっての媚薬にもなります。
家庭で栽培する場合には、猫に荒らされないよう注意が必要です。
キャットニップは夏に咲く白い花が可愛い植物で、近縁種にはミントの香りがするキャットミントがあり、こちらは薄紫色の花を咲かせます。
どちらもハーブとしては、同じ目的で使われ、花が咲いているときに収穫し、乾燥させた地上部を使います。
猫には媚薬になりますが、人にとっては、気分を鎮める作用もあり、眠れないときや気分が落ち着かないときに使われます。
これは、ハーブに含まれる「ネペタラクトン」という成分によるものです。
キャットニップをハーブティーにすると、ミントに似た香りで比較的飲みやすいハーブです。
他には、レモンの香りがするレモンキャットニップなどもあります。
キャットニップが最もよく使われるのは、風邪やインフルエンザなどで熱がでているときです。
熱を下げるためにはエルダーフラワーやゴールデンロッド、ペパーミント、ローズなどとブレンドして飲みます。
キャットニップには鎮静作用もあるので、風邪をひいてつらいときに気分を落ち着けてくれるプラスアルファの作用もあります。
また、鎮痙作用もあり、神経性の消化不良、ガスが溜まってお腹が張るとき、またはそれに痛みが伴うとき、胃腸炎などにも効果があります。
ブレンドする場合には、カモミール、ペパーミント、バーム、ヤロウ、タイムなどを合わせると良いでしょう。
小さじ1~2杯程度のハーブに対し、カップ1杯の熱湯を注ぎ、そのまま蓋をして10分くらい置き、漉してから飲む。
妊娠中の使用は避けましょう。