キチン・キトサンオリゴ糖

キチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖はカニ、エビなどの甲殻に含まれる高分子多糖類キチンからつくられるオリゴ糖類です。

キチンは甲殻類の外壁他、カブトムシ、コオロギなどの昆虫類の外皮、その他シイタケ、菌類の細胞壁の構成成分として含まれ、植物界におけるセルロースのように生物体の支持や防護の役割を担っている物質で、自然界に広く存在しています。

キチンやキトサンは地球上で、年間推定1000億トンも生物生産される天然資源として注目され、食品、化学、医療分野などで広く利用されています。

食品分野ではキトサンにコレステロール低下作用、血圧低下作用、脂肪吸収阻害作用や抗菌作用が見出され、キトサンを配合した食品が開発されています。

キチン、キトサンが水不溶性であるのに対し、キチンオリゴ糖、キトサンオリゴ糖は水に溶けやすい性質を持ち、免疫賦活作用や肝機能改善作用、血糖値低下効果などの生理機能が知られています。

キチン・キトサンオリゴ糖の働き

免疫賦活作用があり、さまざまな病気に対する抵抗力がある体をつくります。

キチン・キトサンオリゴ糖の利用法

常用量は0.5~1.0g/日です。
キチンオリゴ糖は甘くて飲みやすいですが、キトサンオリゴ糖はわずかに渋みがあるのでジュースなどに溶かして飲むと良いでしょう。

注意することは、下痢気味の人は使用を避け、甲殻類にアレルギーのある人は使用しないことです。



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