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桔梗(キキョウ)
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桔梗(ききょう)は秋の七草の一つで、日当たりのよい山野に自生しますが、観賞用として広く庭にも植えられる多年生草本です。
8~9月頃、枝の上部に青紫色または白色の釣り鐘状の美しい花をつけます。
桔梗は日本各地はもとより、中国や韓国など、広くアジア一帯に分布しており、市販の「桔梗根」の大部分はこうした海外からの輸入品です。
根の部分は、薬用のほか、とくに韓国では食用にも利用されます。
キキョウの根は漢方で桔梗根(ききょうこん)といい、冬に採取したものを陰干しにしておきます。
そして水洗いし、そのまま日光で乾燥させます。
桔梗根の主成分であるサポニンは、たんを切り、喉の痛みや咳・喘息・肺病などにも効果があります。
根を3~10gぐらい600mlの水で煎じて1日3回に分けて服用します。