アガリクスの栄養、効能効果

抗腫瘍活性作用

アガリクスが抗がん作用に効果的だといわれる理由は、高分子多糖類を多く含んでいるからです。
この成分の働きが免疫力を高め体外から侵入したウイルスや細菌撃退します。

また、すぐれた点は、体内にすでに発生しているガン化細胞を異物として認識し、免疫細胞群が攻撃をすることです。
マウスの実験結果では、腫瘍完全退縮率がほぼ100%を示しています。

免疫細胞賦活および調節作用

アガリクスに含まれる高分子多糖類(β-D-グルカンほか5種類)やタンパク質には免疫細胞賦活および調整作用があります。

これは、人の体が本来持っている免疫機能を活性正常化させてくれるものです。
免疫機能が活性すれば、がんの発生予防ばかりだけでなく、リウマチやインスリンI型糖尿病などにも効果があるとされています。

また、アレルギー性疾患に対しても、免疫の過剰反応を抑制して、応答性を調節するという効果があります。



血圧調節作用・抗動脈硬化作用

アガリクスに含まれる糖タンパク質には、血圧が高いときには下げて、低いときには正常値まで戻すという調整作用があります。
これによって、血圧を正常に保ち、動脈硬化を防ぐ働きをしています。

血糖降下作用

子供から高齢者まで、糖尿病または糖尿病予備軍の数は増加傾向にあります。
糖尿病の注意点は、重症の血管障害が合併しやすいことです。
それは、糖尿病に起因する死亡率が高いことからいえます。

キノコには降血糖作用があります。
特にアガリクスには多糖類の種類も豊富で、インスリン誘導幹細胞の成長を促します。

抗炎症作用

多糖類の免疫作用の主な働きは、生体の免疫機能が低下したときは引き上げ、高いときは抑制するという性質があります。

例えばアレルギー反応による花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息などは、免疫の過剰反応で起こります。
アガリクスの多糖類がこの免疫の過剰反応を抑制します。

抗肝炎ウイルス作用

B型、C型の肝炎に関してはインターフェロンという物質が効果があるとされています。
このインターフェロンには、通常細胞は傷つけず、ウイルスの殻を構成するコートタンパクの合成を阻害する作用があります。
このため、ウイルスの増殖のみを阻害します。

アガリクスのタンパク複合体はインターフェロンの誘導を促進するといわれています。



骨粗しょう症の改善

女性は40歳を過ぎた頃から骨の中のカルシウムが減少していきます。
血中のカルシウムは1%を必要とされ、日常の食事から補給しないと骨から流失していきます。

骨粗しょう症とは、慢性的カルシウム不足から起こる病気で骨がボロボロになります。
アガリクスに含まれるビタミンD2がカルシウムの吸収を促進します。

食物繊維効果

食物繊維は腸の働きには大切です。
アガリクスには、繊維が多く含まれています。しかし、食物繊維は腸で消化吸収されません。

その食物繊維が、物理的作用により、腸管内の発ガン物質やコレステロールなどを吸着し、その再吸収を妨げ、排出を促し、消化器系のガンを予防します。

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