赤芽柏/菜盛葉/御菜葉(生薬名:赤目柏 別名:赤芽槲)

  • 薬効:消炎、健胃、整腸
  • トウダイグサ科アカメガシワ属 落葉高木
  • 分布:本州、四国、九州、沖縄
  • 生育場所:山地、野原、道ばた
  • 採取時期:春
  • 利用部位:葉、樹皮
  • 利用法:薬用、食用、浴用、その他

アカメガシワ

アカメガシワ/菜盛葉/御菜葉とは

アカメガシワ/菜盛葉/御菜葉とは、山野に生える雌雄異株のトウダイグサ科落葉高木で、高さは8~10mになります。
消炎、健胃、整腸などに効果があるとされる薬用植物です。

春の若芽が紅色をしているので「赤芽柏」と呼ばれます。
樹皮は灰褐色で浅い割れ目が細かく入り、若い枝葉には灰色の星状の毛がたくさん生えます。

黄色で球形をした雄花を咲かせ、雌花はあまり目立たないですが、花柱が赤色で反り返ります。

果実はやわらかいトゲで覆われ、10月頃になりやがて果実がはぜると、直径約4㎜の紫黒色の種子が飛び出してきます。

若芽柏


アカメガシワ/菜盛葉/御菜葉の利用法と効能

採取時期と使い方

春に採取する樹皮と葉を利用します。
樹皮は剥ぎ取り2~3日天日干しし、粗く刻んでおきます。

1日量5gほどをコップ1杯の水で半量になるまで煎じて、食間3回に分けて飲むと、胃潰瘍、胃酸過多などに効果があります。

葉は腫れものなどの皮膚病に効果的で、風呂に入れるとあせもによい。
西洋医学では、胃潰瘍の治療剤の製造原料として使われることもあります。

葉は食物を乗せるのに使ったので、菜盛葉・御菜葉とも呼ばれています。



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