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アオツヅラフジ
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アオツヅラフジとは、ツヅラフジ科のつる性落葉木本で神経痛・リウマチ・痛風などに効果があるとされる薬用植物(別名:カミエビ 生薬名:木防已)です。
アオツヅラフジは山野に生え、茎はつる状でときどき枝分かれし、他のものに巻き付きながら長く伸びます。
葉は長さ3~12㎝の卵形で、ふちは切れ込みがないものと、浅く3ヵ所に切れ込みがあるものがあります。
雌雄異株で、葉のわきから円錐形の花序をつけ、黄白色の小さな花が咲きます。
果実は直径6~7㎜の球形で藍黒色に熟し、晩秋になると白い粉をふき、つぶすと黒紫色の汁がでます。
種子はU字形に曲がり、細かい横じわがあります。
秋~冬にかけて根茎と根を掘りとり、輪切りにして天日干しにします。
果実はそのまま天日干しにして保存します。
干した根茎か根5gを500mlの水で半量になるまで煎じ、1日3回に分け、通常食前30分に、胃の弱い人は食後30分に服用すると、神経痛、リウマチ、痛風、膀胱炎、むくみなどに良い。
根と葉はガーゼなどにくるみ浴用にも利用できます。
果実は、干したものを煎じるか、生のものなら果実5つをそのまま絞って飲みます。