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わさび
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日本で昔から利用されてきたワサビは多年草で、北海道、四国、本州、九州の深山の渓流など、水が綺麗で温度が低い場所で栽培されています。
水を多く使う水ワサビと畑で育てる畑ワサビがあります。
古くから日本の料理に使用され、今や家庭の香辛料として定番ですが、刺身や寿司に庶民の間で使うことができるようになったのは江戸時代後期からのことです。
ワサビは香り成分によって胃を健康にします。
食欲不振を改善し、殺菌による防腐作用や鎮痛作用もあります。
ワサビは殺菌作用が非常に強いのも特徴で、寿司にワサビを使うのは、風味のためだけでなく、腐敗防止のためでもあります。
ワサビには、アブラナ科の植物がもつシニグリンという成分が含まれています。
ワサビをすりおろす時に、このシニグリンが酸素に触れることで、アリルイソチオシアネート(イソチオシアン酸アリル)が発生し、ワサビの辛味成分となります。
この辛味によって虫などから身を守っています。
この辛味成分が、強い殺菌、鎮痛作用を発揮し、塗布することでリウマチや扁桃炎、神経痛に効果があるとされています。
本ワサビの辛みはすりおろすことで生まれます。
本ワサビをすりおろすと細胞の膜が壊れ、辛みのもとが酵素により、辛み成分に変身します。
ワサビの辛みを引き出すには、できるだけ細かくおろすことがポイントです。
昔ながらの目の細かいサメ皮のおろし器で円を描くようにゆっくりするのは、辛みを引き出すための方法です。
辛みより、本ワサビらしい粒々の舌触りが欲しい場合は、目が細かいおろし金すると良いでしょう。
ただし、辛みはサメ皮でおろす時よりも弱くなります。
本ワサビはおろしてから3分後に苦みが消え、辛みが最大になります。
したがって、本ワサビは、おろしてから3~5分後が味わうベストタイミングです。
辛みは飛びやすいのですりおろしたらワサビを入れた器は、蓋をしておくと良い。
マグロは体を温めますが、寿司など生の料理は体を冷やすので、体力を回復したい時は、ステーキにしてワサビ醤油でさっぱり食べるのがおススメです。
ワサビの香味成分で食欲を増進させ、マグロが気血を補うため体力を回復する作用をうまく取り入れられます。