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味噌のがん予防効果
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みそは大豆の良質なタンパク質が発酵によって消化、吸収されやすくなっているのが特徴です。
みそには、免疫力を高めるタンパク質、悪玉コレステロールを抑えて血液の代謝や流れをよくする不飽和脂肪酸、解毒作用を持つ食物繊維、さらにビタミンやミネラルなどが含まれ、これらの栄養素はガン予防に役立っています。
元国立がんセンター研究所疫学部長の平山雄博士の行った調査で、みそ汁を毎日飲んでいる人は、飲んでいない人に比べて胃ガンで死ぬ人が少ないという調査結果がでています。
このような疫学調査により、みそがガンの発生を減少させること明確になってきました。
その例のひとつに乳がんの実験があります。広島大学原爆放射能医学研究所の伊藤明弘先生が行った動物実験で、マウスに発がん物質を投与し、人工的に乳がんを作り、それを以下の4つのエサを与えたグループに分け、それぞれの発がん率にについて比較したものです。
結果は、B群では、A群に比べて発がん率が大きく下がりました。そしてその値は、抗ホルモン剤を与えたC群に匹敵するほどだったのです。抗ホルモン剤とみそを併用したD群では、その効果はさらに増し、ほぼ完全に乳がんの発生が抑えられたということでした。
みそに含まれる成分で、がん予防に効果が高いと注目されているのがフラボノイドです。
肝臓がんの遺伝子を持つマウスによる実験では、普通のエサ、みそを加えたエサ、フラボノイドを加えたエサの3種類で発がん率を比較しし結果、普通のえさを与えたマウスに比べ、みそやフラボノイドを加えた場合では、発がん率が大幅に低下しました。
また、別の乳がんの実験で、がんの発生個数を比べてみると、普通のエサでは平均4個のがん腫瘍ができたのに対し、みそを加えたエサでは2個、フラボノイドを加えたエサでは3個のがん腫瘍ができるという結果が得られています。
これらの実験結果から、確かにフラボノイドが、がん予防の主役的な働きがあることがわかりますが、もちろん有効成分は、それだけではありません。
たとえばミソに含まれている乳酸菌や酵母などは、体内で合成される発癌物質の除去に効果があるという報告もあります。
つまりみそは、フラボノイドを中心に、いくつかの成分が相乗されることによって、がん予防効果を高めているということです。
では、どのくらいの量のみそをとれば良いのかというと、実験結果によれば、フラボノイドは50~100ppmで効果をあらわすことがわかっています。
その値を含むみその量は、おおよそ5~10gで、みそ汁にすると約2杯分です。
1日3食のうち2食にみそ汁を飲むのが理想的です。
なお、みその種類には、原料によって豆みそ、米みそ、麦みそなどがありますが、がん予防効果が高いのは、フラボノイドがより多く含まれている豆みそです。
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