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さやいんげん
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中央アメリカ原産で南アメリカ先住民の重要な食糧でした。
16世紀にスペイン、イタリアに伝わり実だけでなく、サヤも食べるようになりました。
16世紀末には中国にも伝わります。
インゲンは、隠元禅師が中国から伝え、その名が付いたといわれますが、確かなところはわかっていません。
一年に三度も収穫できるので、関西では三度豆と呼ばれることもあります。
料理の付合わせや彩りに使われることが多いですが、旬のものが出回るときは、これをメインにたっぷり食べれば、バランスの良い栄養成分の効果も期待できるでしょう。
す。
主要成分 | 生 | ゆで |
カルシウム | 48mg | 57mg |
カリウム | 260mg | 270mg |
マグネシウム | 23mg | 22mg |
鉄 | 0.7mg | 0.7mg |
β-カロテン | 520μg | 500μg |
ビタミンC | 8mg | 6mg |
食物繊維 | 2.4g | 2.6g |
葉酸 | 50μg | 53μg |
ビタミンやミネラルは、とくに多く含まれているというわけではありませんが、いろいろな栄養素がバランスよく含有されています。
カロテンをやや多く含み、ビタミンCは意外に少なめです。
カルシウムと鉄はやや含むという程度で、食物繊維はやや多く、不溶性が主です。
サヤインゲンに含まれるβ-カロテンは、免疫力を高め風邪やがんの予防に効果があるといわれています。
血液凝固作用などの効果を持つビタミンKを多く含んでいます。
また、血糖値を調整する機能性成分も含まれ、甘味成分のグルタミン酸、アスパラギン酸も多く、独特の風味があります。
また、サヤインゲンにはアミノ酸のリジンを含んでいます。
リジンには成長促進や肌を健やかに保つ作用があり、積極的に子供に食べてもらいたい野菜です。
スジは、両端を折り、スジを引っ張ると取りやすいです。
沸騰湯で下ゆでし、青臭さを除いて用います。
ゆで加減は料理に合わせて。
そのままおひたしや和え物、サラダにというときは程よく、付合わせや彩り用には、あとの加熱を考慮して固めにゆでると良いでしょう。
卵との相性がよく、オムレツや卵とじにすると食べやすくなります。
栄養効果もより高まります。
生での保存期間は短いですが、湿ったキッチンペーパーで包みポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で3~4日保存できます。
できるだけ早く食べるようにしましょう。
また、15秒ほどゆでて、冷水で冷やし、水分を拭き取ってフリーザーバックに入れ冷蔵保存すると、1ヵ月ほど保存できます。