鶏肉・ささみ

  • 薬効:滋養強壮 疲労回復 肝機能強化 眼精疲労緩和 美肌効果 消化促進 

鶏ささみは、胸肉の裏側についた肉で、笹の葉の形に似ていることからこう呼ばれています。

ささみ

その特徴は脂肪をほとんど含まないことで、量的にはエビやカニと同程度です。
一方でタンパク質は非常に多く、肉類のなかでも断然トップの高栄養・低カロリー食品といえます。

鶏肉のタンパク質アミノ酸バランスに優れて消化吸収も良く、お年寄りや子供、ダイエット中の方にもおすすめです。

栄養面ではビタミンAやB群など各種ビタミンが豊富に含まれています。
胸肉と同様、疲労回復や粘膜・消化器系を守る働きのあるナイアシン(ビタミンBの一種)が多いのも特徴です。
また、肌や髪の健康維持や血流を促す働きも期待できます。

さらに鶏肉に含まれるトリプトファンは、安心感や幸福感をもたらし、睡眠の質を高めるサポート力があると言われています。

低脂肪でビタミンに富むささみを上手に食べるなら、蒸したりゆでたり、油を使わない調理法が良いでしょう。
消化が良く、胃腸にやさしいのも鶏ささみの特徴です。

鶏のタンパク質については、必須アミノ酸の一種・メチオニンが肝機能強化に力を発揮します。

鶏ささみの注目成分

ささ身のの主な栄養成分(可食部100gあたり)



鶏ささみの選び方・保存方法

ツヤがあり、弾力があって締まっているもの。
淡いピンク色で透明感のあるものを選ぶ。

保存する場合は、ペーパータオルで水気をふき取り、ペーパータオルで包む。
さらに空気が入らないようにラップでぴっちり包んでパーシャル室で保存(保存期間は1週間)。

鶏ささみの食べ方

おすすめは「ささみのヘルシーサラダ」です。
サラダにささみを使うと、動物性脂肪を取ることなく、コレステロールを抑える植物油(ドレッシング)の長所だけを利用できます。

ささみを酒蒸しにして手でさき、サラダ菜を皿にしいたところへ、ゆでたサヤインゲンと混ぜて盛りつけます。
その上に、から炒りしたアーモンドを刻んでちらし、ドレッシングをかけましょう。
オリーブ油をベースにレモン汁、からし、塩、コショウで作り、酸化しないように食べる直前にかけていただきます。

極端に低脂肪で高栄養のささみは、衰えた膵臓の組織回復にも効果的です。
新鮮なものなら刺身で食べるという手もあります。

鶏ささみの栄養素を効果的に引き出す調理法

酒をもみ込んで蒸せばパサつかず、栄養も損失しない!

低脂質、高タンパクで知られているささ身は、身が柔らかく淡泊な味わいが特徴です。
ビタミンB1B2ナイアシンは水溶性のビタミンなので、茹でるより蒸す方が栄養の損失を避けられます。

また、蒸し調理であればパサつきを抑えることができ、事前に酒をもみ込んでおくとさらにジューシーな仕上がりになります。
淡泊な味わいなので、他の食材や調味料とも組み合わせやすいでしょう。



鶏ささ身の健康美容効果倍増の食べ合わせ

ささ身+玉ねぎ

玉ねぎのアリシンは、ささ身のビタミンB1の吸収率を高める作用があります。
これにより集中力の維持、また疲労回復を助ける働きも期待できます。

おすすめレシピ:新玉ねぎとささみの韓国風サラダ

ささ身+カレー粉

ささ身に含まれるナイアシンやカレー粉に含まれるクルクミンは、二日酔いの解消に効果があると言われています。
また、冷え性の改善も期待できます。

おすすめレシピ:ささみのカレーチーズ焼き

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