蛸(たこ)の栄養、効能効果

  • 効能効果
    動脈硬化予防、眼精疲労緩和、肝機能強化、高血圧予防、美肌効果

タコは世界で消費される半分以上が日本というほど人気な食材です。

タコのタンパク質の量はイカよりやや多い程度ながら、良質で高栄養・低カロリーな食材です。

加えて脂質・糖質の代謝にすぐれたビタミンB2も、他の魚の2~5倍と大変豊富に含まれています。

ビタミンB2は加熱によって損なわれるものの、刺身ならばそっくり取ることができ、粘膜や皮膚、髪を保護するとともに細胞の再生をサポートします。

ただしタコは、消化に時間がかかるので胃腸の弱い方は食べ過ぎに注意しましょう。

たこ

タコの注目成分

タコの主な栄養成分(可食部100gあたり)



タコに関して特筆すべきは、魚介のなかでもトップクラスに多いタウリンの量です。

そもそもタコは、低脂肪とはいえ動脈硬化の原因となるコレステロールが多いことから、長く敬遠されがちでしたが、近年タコの豊富なタウリンコレステロール値を下げる働きがあることがわかり、その役回りが大きく変化し、一躍コレステロールを抑える健康食材としての価値が高められました。

タウリンは魚介とくに貝類やイカ、タコ、魚の血合肉に多く含まれ、動脈硬化の予防、肝機能を高める、二日酔いの予防、糖尿病の予防、免疫機能の向上など、様々な効果が期待されています。

タウリンを補給できる身近な食材の一つがタコなのです。
また、ビタミン類のナイアシン二日酔い解消に良いとされており、お酒のおつまみに最適です。

タコの選び方

吸盤の吸い付きが強いもの。
表面にぬめりがなく足が太いものを選ぶ。

茹でダコは、ツヤ、弾力があり、皮が破れていないものを選ぶ。

タコの旬

  • 11~1月

タコの栄養素を効果的に引き出す調理法

蒸し調理で栄養流出防止!油を合わせるのも◎

メジャーなタコの調理に茹でダコがありますが、水溶性のナイアシン亜鉛が流出してしまいます。
これを防ぐには蒸し調理にすることです。

また、タコに含まれるビタミンEは油と合わせることで吸収率が高まるので、油を使った調理もよいでしょう。


タコの健康美容効果倍増の食べ合わせ

タコ+ネギ

タコのビタミンCE、ネギのβ-カロテンには、肌の生成に働く作用があり、これらが合わさることで美肌効果がより期待できます。

また、髪や爪の形成にも役立つとされています。

おすすめレシピ

  • たことねぎの炊き込みごはん

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