レモンの効果的な食べ方・調理法

幅広い健康効果をもつレモンも、酸味が強いので一度に1個全部食べるというわけにいかないのが悩ましい点です。

これからは調味料として毎日欠かさず使うように心がければ、含まれる成分が過不足なく取れるうえ、特有の酸味と香りのおかげで、知らずしらず塩分を控えることもできます。

レモン

レモンを使うときは、香りの揮発やビタミンCの変質を防ぐためにも、できるだけ食べる直前に切ったり、しぼったりするのがポイントです。

輸入品のレモンでは、皮の部分に収穫後の農薬が残っている恐れもありますので、スライスにして使う場合は皮を薄くむき取ると良いでしょう。

レモンは胃液の分泌を促すので、胃酸過多や胃潰瘍の方は取らないほうが良いでしょう。

水溶性のうえ熱に弱く、酸化されやすいビタミンCは、効率よく取ることがむずかしい栄養素です。

おすすめの摂取方法の一つは、オーソドックスに、しぼったレモン汁にハチミツとお湯を加えていただくレモネードです。
丸かじりには及ばないものの、最低限のビタミンCはしっかり取ることができます。
しぼり終わったカスは布袋に入れ、お風呂に浮かべれば、美肌や風邪予防に良いレモン風呂になります。

ほかにも、レモンを薄切りにし、塩を振ってみじん切りにし、同じくみじん切りのショウガや干しブドウ、つぶしたニンニク、タバスコやリンゴ酢、砂糖や粉ワサビなどと一緒に煮込むレモンピクルスなど保存もきくうえ、クエン酸の効果で疲労回復に力を発揮します。
ただし、ビタミンCに関しては多くを望むことはできません。

レモンエキス入りと栄養効果をうたったキャンディーは、無意味とということはないものの、ビタミンCの効率はあまり良いとはいえませ。

なぜならこうした製品にはビタミンCを助け、その酸化を防ぐビタミンP(ヘスペリジン)が入っていないためで、体のためにはビタミンPをも含んだ天然のビタミン剤、生のレモンをしっかり取りたいものです。

店頭でレモンを買う際は、香りがよく、皮にぬれたようなツヤがあり、大きさのわりに重量感のあるものを選びましょう。

レモンは輸入品が多いこともあり、表面にカビが生えていないかチェックすることも大切です。


 

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