きゅうりの効果的な調理法と選び方

きゅうりの効果的な調理方法

きゅうりには、ビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素が含まれているので、調理の際は注意が必要です。

例えば、いろいろな野菜と一緒にサラダにして食べる場合、アスコルビナーゼがほかの野菜のビタミンCを壊してしまうので、栄養素がきちんと摂れるように、きゅうりを加えたサラダには、酢が入ったドレッシングを使うことをお勧めします。

これは、酢の成分にアスコルビナーゼの働きを抑える作用があるためで、和風の酢の物などはたいへん理にかなった調理法です。

また、炒め物など、50度以上に加熱する方法も良いでしょう。

きゅうりは、きわだった栄養こそないものの、みずみずしさとさわやかな風味で、夏場の食欲不振解消に効果を発揮します。

生で食べる場合は、洗ったきゅうりに塩を振り、まな板の上で転がす板ずりをします。
こうすると、固いイボが取れ緑色もより鮮やかになります。

しかし、ビタミンCを酸化させる酵素、アスコルビナーゼが含まれることを考えると、ただ生で食べるより、昔ながらのぬか漬けにして食べるほうが良いでしょう。
ぬかから豊富なビタミンBが浸み込むことで、きゅうり自体の栄養価がぐっと高まります。

もう一つお勧めなのが、きゅうりのゴマ酢和えです。
酢の作用でビタミンCの破壊が抑えられるうえ、ゴマの豊富な栄養を合わせて取ることができます。

きゅうりの選び方

緑色が濃く、全体に張りがあって、表面のイボが尖って痛いくらいのものがお勧めです。

太さが均一なこと、ヘタの切り口が新鮮なことも選ぶ際のポイントです。

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