豆乳の栄養、効能効果

近年、生活習慣病の増加に悩んでいたアメリカでは、80年代から、日本食への関心が急速に高まりました。

日本人は欧米人に比べると痩せていて、生活習慣病の発症率が低いというデータに脚光が集まった時期です。

中でも注目を集めたのが豆腐や納豆、みそなどの大豆食品です。
アメリカ政府は、大豆食品に心臓病予防の効果があるという表示を認めています。

こうして大豆食品の健康効果が広まるにつれて、大豆の栄養成分を手軽に取れる豆乳も人気を集めるようになりました。

大豆と豆乳

豆乳は、水に浸した大豆をすりつぶし、加熱したうえで搾ったものです。
食物繊維を除けば、大豆の栄養成分が豆乳にはほとんどそのまま含まれています。



豆乳の8大栄養成分

豆乳の栄養成分は、どれも素晴らしい効果を持っています。
若さと健康を維持するために、毎日コップ1杯の豆乳を飲んでみてはいかがでしょうか。

大豆たんぱく質

大豆たんぱく質は、筋肉や血管、肌などの身体を作る材料となる良質の植物性たんぱく質です。

イソフラボン

現在、豆乳の栄養成分の中で、最も注目を集めているのがイソフラボンです。

サポニン

サポニンは、ポリフェノールの一種で、強力な抗酸化作用が注目されている成分です。

オリゴ糖

豆乳の自然な甘さはオリゴ糖によるものです。

レシチン

リン脂質一種で、人間の細胞を正常に働かせる作用を持つ、重要な物質です。

リノール酸

豆乳の脂質の大半はリノール酸です。
リノール酸は体に必要不可欠な、必須脂肪酸と呼ばれる大事な脂質です。

血液中の善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロール中性脂肪の検査値を下げる働きがあるため、動脈硬化の予防になります。

ビタミンB群・ビタミンE

豆乳はビタミンも豊富に含んでいます。
炭水化物の代謝に必要なビタミンB1、疲れを解消し健康な皮膚と粘膜を保つビタミンB2、体内の酸化を防ぎ、老化予防や血行促進の作用があるビタミンEなどです。

ミネラル

豆乳には、鉄分やマグネシウムカリウムなどのミネラル類も含まれています。
植物性の鉄分は吸収率が低いといわれますが、豆乳の鉄分は比較的吸収が良いため、貧血気味の方にお勧めです。



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