神農本草経

約1800年前の中国の薬物書です。
365種の薬物が収載され、これらは上薬・中薬・下薬に分類されています。

上薬は害がなく連用が可能で、強壮、身を軽くする効果をもち、一般に不老長寿の薬としての人参、甘草、求(じゅつ)などがこれに該当します。


中薬は体力を補い、病気の原因を予防し、ときに疾病の治療に使用されるもので、葛根(かっこん)、当帰(とうき)、生姜(しょうが)などです。
中薬には、毒のあるものも含まれているので注意が必要です。

下薬は専ら病気の治療に使われ、毒性が強く、長期連用は避けます。食用に使われるのは上薬と中薬です。

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