生姜の効能

生姜の栄養成分と効果

生姜は、あのさわやかな辛みと香りが身上です。

辛みの成分はジンゲロンと油性のショウガオールで、これらは魚のくさみを消したり、肉や魚などの食物の毒を消す効果があります。

ジンゲロンは、体内に適度な刺激を与えてくれるため、血液の循環がよくなるほか、発汗を高めて、新陳代謝を活発にし、内臓全体の元気も出てくるので、食欲の増進や疲労の回復に効果を発揮します。

例えば、しょうが湯。
風邪のひき始めに、しょうがを入れたお湯を飲むというのも、ジンゲロンの働きを経験で活かしていたということかもしれません。

生姜効能

また、ジンゲロンには、強い殺菌力があり、食中毒も予防します。

ショウガオールの臭覚を刺激するその香りは、胃液や唾液の分泌を促しますので、食欲の増進はもちろん、食べたものの消化吸収にも良い働きをしてくれます。

クセのある肉や魚の場合も、しょうがをきかせれば臭みは気にならず、もりもり食べられるうえ、ショウガオールにはジンゲロンと並ぶ殺菌作用があるので食中毒予防になります。

お寿司といえば酢漬けのしょうが「ガリ」がつきものなのも、こうした点に理由があるといえるでしょう。

芳香は、シネオール、ジンギベンン、ジンギベロールが主体で、健胃、消炎作用など、いろいろな効能があることが知られています。

生姜は、風邪の諸症状に効果を発揮します。
服用のしかたはいろいろありますが、もっとも簡単で手軽なのがしょうが湯です。

生姜をひとかけらすりおろしたものに、熱湯を加えて飲みますと、汗が出て体が温まり、熱が下がります。

咳やのどの痛みがある場合は、これにハチミツを加えて飲むと良いでしょう。

また、熱があるときには、くず粉を水で溶いて火にかけ、ドロリとしてきたら、砂糖とおろししょうがを加えてくず湯を作り、これを飲んで休めば、熱が下がります。

特有の香りと辛みは、食欲を増進させるとともに、胃液の分泌を促進し、消化を助けます。

夏バテで食欲が出ないとき、消化不良で胃腸の調子が悪いとき、食あたり、下痢や腹痛、胃痛があるときなど、おろしたての生姜しぼり汁をさかずき1杯を飲むと、効果的です。

飲みにくい場合は、湯で薄めたり、ブランデーをたらして飲んでも良いでしょう。

胃痛、胃炎には、生姜の薄切りを黒焼きしたもの5~6片に熱湯をかけて、その上ずみを数回に分けて飲んでも効果があります。

乗りもの酔いのときの胃のむかつきには、おろし汁が効果を発揮します。
おろし汁に熱湯を注いで飲むと、吐き気が解消し、気分がすっきりします。

しょうがの持っている消炎、保温効果を外用薬として用いると、肩こりや神経痛の妙薬になります。

肩こりの場合は、にんにくと生姜をすりおろしてまぜたものに小麦粉を加え、布やガーゼにのばして、こっている患部に湿布します。
この湿布は、神経痛にも効果を発揮します。

ちょっと変わった効能としては、咳が止まらず苦しい場合に、生姜のおろし汁を背中に塗ってよくすりこむと、咳を止める効果があります。

神経痛や肩こり、リュウマチ、腰痛、打ち身、冷え症には、生姜湯にゆっくりつかることで、症状が緩和されます。

生姜風呂は、しょうが1個を適当にスライスして布袋に入れ、湯船に潰けます。
葉しょうがのある季節なら、葉と茎をきざんで入れても効果があります。

また、冷え症や肩こり、風邪には、生姜酒を飲むとよいと昔からいわれています。
お湯で割って飲むと、体が温まり、痛みも改善されます。



生姜酒の作り方

  1. ひねしょうが100gを、皮をむいて薄くスライスする。
  2. 果実酒用のビンにしょうがと氷砂糖200gを入れ、ホワイトリカー1.8ℓを注ぎ入れる。
  3. 蓋をして半年ほど漬ける。
  4. エキス分が出たら、ガーゼや布などでこし、冷暗所で保存する。

※1日1回、寝る前に20~30mℓを飲むと良いでしょう。



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