健康に良い免疫力を高める食べ物  洋からし(マスタード)

  • 薬効:神経痛 痰 咳

洋からしは、マスタードまたはホワイトマスタードといい、薬膳では白芥子(しろがらし)として利用されています。

洋からしは、地中海沿岸や中国が原産です。
日当たりの良い肥沃な土地に野草として分布し、現在ではマスタードの原料として世界中で栽培されています。

中世ヨーロッパでは、洋からしのもつ防腐作用を利用してワイン作りをするなど、庶民の間で唯一よく利用されたスパイスです。

洋からし

薬膳の効能では、神経痛などの緩和、胃を整える作用があります。
体を温めることで肺を温め、痰の分泌を改善、この方法を温化寒痰といいます。

外用では、鎮静剤として用います。
粉末を酢で練り、皮膚に直接塗布する方法がありますが、刺激が強いので肌が弱い人には不向きです。



日本の和からしは、見た目も効能もそっくり

洋からし、マスタードの「しろがらし」は高さ1~1.5mに成長し、春に黄色い花を咲かせます。
夏に種を収穫し、日干しをして、さやから種を取り出します。

日本で繁殖している和からし「カラシナ」は、洋からしの「しろがらし」とは別種です。
ただし、和からしも効能は似ており、鎮痛作用や、痰を取り除く作用があります。



洋からしの利用法

洋からしの種はそのまま漬け込みの調理に。
潰したものや、粉末の場合は40~50℃のぬるま湯で練り、マスタードの原料として、またはソースの材料として利用します。

洋からしの粉末を練る場合、食べる直前に作れば風味が失われません。
酢を足せば調味料としてのマスタードになります。

洋からしの健康効果倍増の食べ合わせ

豚肉+洋からし(薬味)

洋からしで胃を整え、豚肉で栄養を補うため、相性の良い組み合わせです。
洋からしは炒って合わせると風味がより豊かになりおススメです。

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