梅干しの栄養、効能効果

梅の栄養面で特筆すべきは、有機酸の多いことです。
クエン酸リンゴ酸、コハク酸、酒石酸など、各種有機酸が豊富で、これが疲労回復や殺菌などの効果を発揮します。

また、ミネラル類は、カルシウムカリウム、リンなどがあり、ビタミンも、A,B1,B2,Cを含んでいます。

梅に含まれるクエン酸は、疲労回復に効果がある成分で、代謝を活性化し疲労によって体に溜まった乳酸などを燃焼させる作用があります。
疲れたときは、梅干しを食べるか、梅酒を飲むと良いでしょう。
疲労度が激しい場合は、梅肉エキスをなめると、さらに顕著な疲労回復効果が望めます。



梅干しの効果

梅の酸には、殺菌、抗菌作用があることは良く知られていますが、身近な例は、おにぎりに入れる梅干しです。

梅干し

梅干しの酸っぱさが食欲を進めると共に、腐敗を防ぐ働きをしています。
特に夏場は、ご飯が腐りやすいので、梅干しを活用すると良いでしょう。

お弁当にも、梅干しを1~2個入れておくと腐敗を抑えてくれます。
ただし、サルモネラ菌など、食中毒をひきおこすような毒性の強い細菌に対しては、安心というわけにはいかないので、過信は禁物です。

刺身を食べるとき、ワサビのかわりに、しょうゆに梅干しを溶かし込むと、殺菌効果が高まり、生魚にあたる心配が少なくなります。
酢の中に梅干しを混ぜた梅肉酢も、魚をあえるときに使うと便利です。

梅干しは昔から、急性胃腸カタル、腸チフス、疫痢、赤痢といった消化器系の炎症や伝染病に効きがあるといわれています。

現代では、チフスや疫痢を梅干しだけで治すという人はいないでしょうが、ちょっとした下痢や胃腸障害なら、梅が効力を発揮します。

梅干しは、乗り物酔いにも効果があります。
乗り物に乗っていて気分が悪くなったとき、すぐに梅干しを口に含むと、強い酸味で胃が刺激され、不快感が緩和されます。

梅干しの黒焼き

風邪で熱があるときは、梅干しの黒焼きを食べるという人もいると思います。
大きめの梅干し1~2個アルミホイルに包んでガスの炎であぶって黒焼きにします。
これに熱湯を注いで飲むと、発汗を促し、熱を下げてくれます。

黒焼きを作るのが面倒な場合は、梅干し1~2個に、刻みネギ、おろしニンニクを適量混ぜて、熱湯を注いで飲んでも同様の発汗解熱効果が得られます。



梅干しの作り方

青梅1kgを一晩水につけてあく抜きをします。
フライパンで焼いた塩200~300gと一緒に水切りした梅を容器に入れます。
入れ方は梅半量の上に塩半量をふり,残り半量の梅を入れ,その上に残りの塩をふり,上に松葉をのせ梅の約2倍のおもしをのせます。

3~4日で水があがってきたらおもしを半分にし,1ヵ月後に赤じそを入れます。
赤じそに塩をふって3時間後にあくを絞りとっておきます。

7月中頃に土用干しをします。最初の3日は天日干し,夜は容器にもどします。次の3日はこの逆をします。
干し終えたら別の容器で保存します。

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