健康に良いハーブ 山梔子(サンシン)別名:クチナシ

  • 薬効:抗炎症作用、不眠改善、解毒、解熱、利尿作用

山梔子はコリンクチナシの成熟果実を乾燥したものです。
アカネ科の常緑低木で、香りのよい六弁の白い花を咲かせます。

生薬名の山梔子は、果実の形が酒などを入れる器(巵、さかずき)に似ていて、木に実るのでこの字に木偏をつけて梔とし、また果実の意味の「子」という字がつけられました。

果実は秋から初冬に黄赤色に熟します。

この果実は古くから布を染める黄染料やきんとんの色付けにも使用されてきました。

外用には小麦粉に乾燥した果実粉末と卵白を少しずつ加え、クリーム状になるまで練り上げて、捻挫、打ち身、腰痛などの患部に厚く塗ってガーゼを当てておき、乾いたら塗りなおします。

サンシン

山梔子の成分作用

クチナシ成分のイリドイド配糖体のゲニポサイドやカロテノイド色素のクロチンなどが患部の熱を吸収し、炎症を抑え、痛みを和らげます。

内服でのクチナシ成分は、胆汁の分泌を促進する作用と血液中の胆汁量を調節する作用があります。
この二つの働きから胆嚢炎や黄疸に効果があります。

山梔子(サンシン)の注目栄養・成分

  • クロチン、ゲニポサイド


山梔子(サンシン)の効果効能

  1. 胆汁分泌を促進させます。
  2. 発熱中枢を抑制し解熱します。
    +発熱時の神経興奮による不眠や胸のムカつきを鎮め、口渇、目の充血などの改善に適しています。
  3. 喀血や鼻出血などの炎症に用いられます。

山梔子(サンシン)の活用法

一般に1日量は、乾燥果実粉末3~9gです。
果実は11月~1月頃の黄色に熟した実をとり、軸をとり天日で乾燥します。



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