二日酔い解消に効果的な食べ物
大根おろし
大根は二日酔いで弱った肝臓や胃腸の働きを高め、不快感、食欲不振をとり去る効果があります。
大根に含まれているビタミンCには、肝臓の働きを助ける作用があるからです。
またジアスターゼなどの消化酵素も豊富に含まれているため、胃腸の働きを整えます。
利尿作用もあるので、血液中のアセトアルデヒドの排泄も早めてくれます。
大根おろしのしぼり汁にハチミツを加えたものが効果的です。
また、大根おろしをそのまま食べても良いでしょう。
お茶
お茶に豊富に含まれているカフェイン、タンニン、ビタミンB・Cは、二日酔いでおこる不快な症状をとり除く効果があります。
カフェインには利尿作用が、タンニンには頭痛を治す効果があります。
またお茶にはアルコールを解毒する働きもあるので、飲みすぎには最適です。
悪酔いをしたら、お茶の葉10gを600mlの水で半量になるまで煎じ、1日3回に分けて飲みます。
酢しょうが湯
しょうがには「食べ物を下へおろす作用」つまり吐き気を止める作用があります。
また、しょうがには頭痛を鎮める作用があるほか、消化器全般の異常に対して効果を発揮します。
とくに、胃腸の働きを助ける効果にすぐれているため、胃の不快感をとり去り、食欲を増進させます。
吐き気や食欲不振、頭痛や胃痛などを伴う二日酔いには、酢しょうが湯を飲むと効果的です。
酢しょうが湯の作り方
【材料】:しょうが 1かけ(10g)、酢・ハチミツ 適量
【作り方】
- しょうがは2㎜の厚さに切り、たっぷりの酢に漬け込む。
4~5日そのままにしておく。 - 漬けたしょうが2~3切れをカップに入れ、ハチミツを適量加え、熱湯を注ぐ。
よくかき混ぜて飲む。
甘柿
酒の飲みすぎ、二日酔いには甘柿を2~3個食べると良いでしょう。
甘く熟したものほど効果的です。
これは柿に含まれているタンニンなどに、酒による交感神経の興奮をおさえる作用があるからです。
そのうえ柿に多量に含まれる果糖は、血液中のアルコールを分解させる速度を速めると同時に飲酒によって栄養分の少なくなった血液中にエネルギーを補給します。
生の柿がない場合は、干し柿でも良いでしょう。
さくら湯
春には満開の桜の下で、花見客がお花とお酒によっている光景が毎年見られますが、皮肉なことにこの桜の花が、二日酔いや悪酔いの解消に効果があります。
桜の花を塩漬けにした桜漬けをお湯にふり出した桜湯を飲むと、悪酔いが解消します。
市販されている桜漬けを利用する際は、塩を落としてから熱湯を注ぎます。
春には満開の桜の下で、花見客がお花とお酒によっている光景が毎年見られますが、皮肉なことにこの桜の花が、二日酔いや悪酔いの解消に効果があります。
桜の花を塩漬けにした桜漬けをお湯にふり出した桜湯を飲むと、悪酔いが解消します。
市販されている桜漬けを利用する際は、塩を落としてから熱湯を注ぎます。
その他二日酔い解消に効く食品、山野草
梅干しも二日酔いによる吐き気や食欲不振改善に効果的です。
濃い緑茶と一緒にいただくと良いでしょう。
ハチミツにも二日酔いによる食欲不振を改善する効果があります。
ハチミツとりんご酢各大さじ1をコップに入れ、8分目まで水を注いで飲みます。
手軽に作れるものとして、大根おろしにすりおろしたしょうがを加え、しょう油をかけて食べても良いでしょう。
胃が落ち着き、症状を緩和します。
しその葉を刻んだものを軽く煎じ、おろししょうがを加えたものも二日酔い、とくに吐き気やそれに伴う頭痛があるときに効果を発揮します。
二日酔いで胃がムカつくときは、いちじくがおすすめです。
下痢を伴っていれば、いちじくの実を1~2個を食べると良いでしょう。
また、あずきを味をつけずに煮て、汁ごと食べると、吐き気を伴う二日酔いに効果的です。
キハダも効きます。キハダ3~6gを400mlの水で半量になるまで煮つめ、布でこしたものを1日3回に分けて、空腹時に飲みます。
陰干しにしたリンドウの全草10gを600mlの水で半量になるまで煎じ、その汁を飲むのも効きます。
そのほか、フジマメ、かつお節、サンザシの実を煎じたもの、センブリなども二日酔いに効果的です。