ポットマリーゴールド(キンセンカ)

  • 別名:カレンデュラ
  • 薬効:胃腸病 痔 
きんせんか

マリーゴールド(キンセンカ)は地中海原産のキク科の二年草です。
マリーゴールドの花と葉を乾燥して利用します。

有効成分としてトリテルペン、カロテノイドサポニンフラボノイドなどが含有されています。

抗炎症作用、消毒や抗真菌作用、筋肉の緊張や痙撃を静める作用があります。
外用としては傷の治癒を早めたり、傷ロの出血を止めます。

地中海沿岸の温帯に分布し、日本には1600年代に渡来しました。
マリーゴールドは世界中のどこの庭にもあり、長い間インド、アラブ諸国、ギリシャなどでもっともよく使われるハーブ・薬草として使用されてきました。

ロシアでは大量のマリーゴールドが薬草として栽培され「ロシアのペニシリン」と呼ばれるほど汎用されています。

別名カレンデュラの語源はラテン名の月の第1日目というローマ時代の呼び名で、転じて1ヵ月のことをいい、花期の長いことを意味します。
和名のキンセンカは金のさかずきのことで花の形から由来しました。



マリーゴールド(キンセンカ)の効果効能

  1. 内服としてリンパ節の炎症、口内潰瘍、胃潰瘍などに効果を発揮します。
  2. 口内炎や咽頭炎にうがい薬として効果があります。
  3. 外用では脚の潰瘍、痔核、小さな切れ痔、湿疹に効果があります。
  4. 生理日の数日前から服用すると月経症状が軽くすむといわれています。

マリーゴールド(キンセンカ)の利用法

  • 花の大きさにより1~2個をコップ1杯の水に入れ5~10分間煎じて、1日2~3回に分けて飲用します。


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