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ニンニク効果効能
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ニンニクは、スタミナ食として抜群の効き目を発揮します。
その分けは、ニンニクに含まれているビタミンB1が、筋肉のエネルギー源であるグルコースの生産と代謝を高め、疲れを解消させるからです。
ビタミンB1の役目は吸収された糖からエネルギーを生成することです。
ビタミンB1が不足すると、糖を分解することができずに疲労を感じるのです。
大切なビタミンB1ですが、水に溶けやすく、熱に弱いため、食事で補給しにくく、どうしても不足がちになります。
ニンニクのアリインから生成されるアリシンはこのビタミンB1と結びつき、水に溶けにくく、熱に強い性質の化合物(アリチアミン)に変化させます。
しかも、アリチアミンになるとビタミンB1のときよりも吸収されやすくなります。
つまり、ビタミンB1はニンニクと一緒にとると効率よく効果が発揮できるというわけです。
ただし、アリインだけでは高い効果を発揮しないので、疲労回復効果を求めるなら、豚肉やうなぎなど、ビタミンB1を豊富に含む食品とニンニクを組み合わせて取ると良いでしょう。
また、ニンニクに含まれるスコルジニンによって、心臓の働きを強め、精子の生産を活性化させる働きがあるため、男性機能の増強にも効果があるといわれています。
疲労回復、精力増強には、はちみつ漬けを常食するとよいでしょう。
1日2~3片を数度に分けて食べるようにします。
ニンニクに、はちみつをからめて食べてもいいですし、にんにくを漬けこんだはちみつをお湯に溶かして飲んでもよいでしょう。
その他の方法としては、ニンニク1片と玉ネギ50gをすりおろして、それをしぼり、それを朝晩さかずき1杯程度を服用します。
手軽な方法としては、ニンニクを金網で焼いたものを、朝晩1片ずつ食べてもスタミナ増強に効果を発揮します。
にんにくは、風邪によく効きます。
ちょっと風邪気みだなと、感じた程度なら、にんにく酒を飲むか、にんにく1片ほどをすりおろして飲むと、効果抜群です。
また冷え性にも、にんにく酒は効果的で、就寝前にさかずき1~2杯飲むと、体が温まり不眠症の解消にも効果を発揮します。
さらに、にんにくとしょうがの薄切り各15gずつをカップ1杯の水で、水が半分になるまで煮出し、その煎じ汁に砂糖かハチミツを加えて飲むと風邪の特効薬となります。
気管支炎の場合には、にんにくの酢漬けに砂糖を加えたものを飲みます。
1日3回、1回にさかずき半分ほどを飲めば、せきが止まり、胸が楽になります。
砂糖は好みの量で加減するとよいでしょう。
ニンニクの成分「S-アリルシステイン」に動脈硬化を防ぐ効果があります。
動脈硬化の原因の一つは血中のコレステロールが酸化され、血管壁に堆積することです。
S-アリルシステインはこの酸化を抑制します。
S-アリルシステインは生のニンニクに含まれる成分が酵素に反応して作られる物質です。
この酵素は酸性度の弱い条件下でよく働き、たくさんのS-アリルシステインを作ります。
逆に酸性が強いと酵素は働かなくなります。
このため、酸性度の高い酢や醤油にニンニクを漬けてしまうと、S-アリルシステインはあまり作られなくなります。
S-アリルシステインをたくさん作るには酸性度の弱い環境を用意すると良いでしょう。
そのような環境としては、例えばニンニクの焼酎漬けがあげられます。
焼酎漬けはニンニクを酸性度の弱い環境におくため、S-アリルシステインがたっぷりと生成されます。
尚、ニンニクの醤油漬けや酢漬けが何の効果もないということではありません。
たとえ動脈硬化予防の効果は少なくても、疲労回復には効き目を発揮するので、目的に合わせて作ると良いでしょう。
ニンニクは、腹くだし、腹痛にも効き目があります。
ニンニク1~2片をすりおろして食べたり、かゆの中に入れ、よく煮たものを食べても効きます。
また、ニンニクを少量ずつでも常食すれば、胃腸の働きが活性化し、消化を助け、食欲増進につながります。
血液を浄化する働きもあるので、常食すれば、血中のコレステロールや脂肪が減り、動脈硬化、血栓の予防にも効果的です。
ニンニクに含まれるセレンは、高い抗酸化力でガンや動脈硬化を予防する働きが認められています。
また、アリシンを加熱することで生まれるアホエンには血栓を防ぐ作用があり、生活習慣病の予防に効果を発揮します。
この他、ニンニクは外用薬としても使われます。
ムカデなどの毒虫に刺された場合は、スライスしたニンニクで患部をこすります。
すり傷や切り傷の場合は、ニンニクをすりおろしてガーゼなどにのばして、患部に当てます。
ウオノメやタコを取る際には、ニンニクのかけらを直接患部に貼り付けます。乾いたら随時、取り替えるようにすれば、2週間ほどで取れるでしょう。
この際、正常な部分の皮膚を刺激しないように注意しましょう。